どうも、アメリカ駐在員のゆーちんです。
最近、仕事をしていて感じるんです。
「上司に任されているのか、それとも放置されているのか?」
アメリカ赴任からもうすぐ3年。仕事にも慣れ、自分の領域は自分で回せるようになってきました。
その一方で感じる違和感。
それを整理するヒントになったのが『世界基準の上司』(赤羽雄二さん)です。
今回はこの本の考え方も踏まえながら、上司による「任せる」と「放置」の違いについて考えてみます。
任されているのか、放置されているのか問題

日本で仕事をしていた頃は、もう少しチームで仕事をしている感覚がありました。
上司が状況を把握し、必要に応じてサポートしながら、方向性をすり合わせて進めていく。そんな進め方が一般的だったと思います。
一方でアメリカはジョブ型が前提です。
それぞれが明確な役割を持ち、「自分の仕事は自分で進める」ことが求められます。上司も細かい業務までは把握していないことが多く、専門が違えばなおさら関与は限定的になります。
その結果、
・自分で仕事は回せる
・しかし上司の関与は少ない
という状態になります。
これは「信頼されている」とも捉えられますが、同時に「関心を持たれていないのではないか」と感じる瞬間もあります。
この曖昧さが、違和感の正体だと思います。
上司は自分の仕事をちゃんと把握している?という不安

上司とのコミュニケーションが減ってくると、ふと思うんですよね。
「上司は自分が何をしているか把握しているのかな?」
関与が少ない状態だと、
・自分のアウトプットが正しく評価されているのか
・そもそも何をやっているか伝わっているのか
・期待に応えられているのか
このあたりが見えなくなります。
もちろん、上司がすべての業務を細かく理解する必要はないと思います。
ただ、
・どこに向かっているのか(方針)
・何を優先すべきか(判断軸)
・どのレベルを期待されているのか(期待値)
こうした部分についてすり合わせがない状態だと、
「任されている」というより、「放置されている」に近い感覚になります。
任せるというのは、単に距離を取ることではないと思うんですよね。
最低限の接点や認識合わせがあって初めて、安心して前に進めるものだと思います。
世界基準の上司は“放置しない任せ方”をしている

『世界基準の上司』の中で繰り返し語られているのは、上司の役割は「チームの成果を最大化すること」だという点です。
そのために求められるのは、
・方針を明確に打ち出すこと
・部下の力を最大限引き出すこと
・成果と育成を同時に実現すること
つまり、「任せる」ことは前提ですが、そこには必ず“関わり”が伴います。
例えば、
・最初にアウトプットイメージを共有する
・進捗を確認しながら方向修正を行う
・課題について率直にフィードバックする
こうしたプロセスがあって、初めて任せることが機能します。
逆に、これらを行わずに「自由にやっていい」とするだけでは、任せているのではなく、責任の放棄に近い状態です。
任せる上司と放置する上司の違い
では、「任せる」と「放置する」の違いは何か。
整理すると、次の通りです。
任せる上司
・方針や期待値を明確にする
・適切なタイミングで関与する
・必要に応じて軌道修正する
放置する上司
・丸投げする
・プロセスに関与しない
・結果だけを見る
外から見ると同じように見えるかもしれませんが、部下にとっては大きな違いがあります。
「自由にやっていい」と言われるよりも、
「ここまでは任せるが、ここは一緒に考える」と言われたほうが、安心感もあり、成長にもつながります。
任せるというのは、単に手を離すことではありません。
どう関わるかを考え続ける、負荷の高いマネジメントです。
あなたの上司はどちらか?
自分が上司の立場になったときにどうするか?


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