“最小の時間で成果を最大にする”
こんにちは、ゆーちんです!
今回は、グレッグ・マキューン氏によって書かれた一冊、『エッセンシャル思考』について、解説していきます。
本書『エッセンシャル思考』は、私の大好きなYoutuberである中田のあっちゃん、両学長、サラためさんがこぞってオススメしている本です。
それ以外にも本書でも紹介されていますが、『GIVE&TAKE』著者のアダム・グラント氏、IDEO社CEOのティム・ブラウン氏などが「ものの見方を大きく変える一冊」と絶賛しています。
はい、絶対に読むべき。
こんなに多くもの著名人が絶賛しているのですから笑。
本書は、最小の時間で成果を最大にするための本です。
- やることが多く、全然時間が足りていない。。
- 仕事で頼みごとをされたとき、反射的に「やります!」と言ってしまう。。
- 色々仕事を抱え込んだ結果、一つひとつの仕事が中途半端になっている。。
一つでも当てはまる方は、このエッセンシャル思考について、学ぶ価値があります。
ぜひ、本記事を通して、エッセンシャル思考の考え方を理解し、実践していきましょう!
本記事で押さえていただきたいポイント
- 重要な仕事で最大の成果をあげる思考法
- 世の中の大半のことはノイズ
- 見極める→捨てる
エッセンシャル思考とは?
さて、この「エッセンシャル思考」とは、一体何なのでしょうか?
エッセンシャル思考とはズバリ、自分の時間とエネルギーを効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果をあげるための思考法です。
よくある誤解が、「より多くのことをやり遂げる技術」だということです。
しかし、エッセンシャル思考を学んでも、決してより多くのことを成し遂げられるようにはなりません。
むしろ、逆です。
大多数のやらないことをバッサリ切り、やるべき少数のことにしかリソースを割かないという考え方がエッセンシャル思考なのです。
なぜ本質を忘れるのか?
「重要なことに自身のリソースを投入し、最大の成果をあげる」
言われてみれば当然のことなのに、一体なぜ我われは本質を忘れ、どうでもいいことをしてしまうのでしょうか?
その理由は、我われが成功のパラドックスに陥ってしまうからです。
成功のパラドックス
①重要なことにリソースを配分し、成功する
②成功した結果、頼れる人と評判を得て、多様な仕事を振られる
③やることが増えすぎて、全てが中途半端になる
④本当にやるべきことができなくなる
このように最初は成功したとしても、成功が原因となって、最終的には本当にやるべきことができなくなってしまうのです。
やるべきことができない人生、嫌ですよね!?
エッセンシャル思考を学ぶことで、この負のループを断ち切ることができます。
基礎となる3つの考え方
エッセンシャル思考には、基礎となる考え方が3つあります。
エッセンシャル思考を学ぶ上では、まずはこの基礎となる3つの考え方を理解し、腹落ちしていなければなりません。
◆選択
私たちは時間とエネルギーの使い道を選ぶことができる
エッセンシャル思考の人は、選ぶ力を決して無駄にはせず、その価値を理解し、重要視します。
選ぶ力を手放すことは、他人に自分の人生を決めさせることだと考えます。
選択肢の中から何を選ぶかはいつだって自分次第です。
◆ノイズ
世の中の大半のものはノイズである
エッセンシャル思考の人は、世の中の大多数のことは無価値だということを理解しています。
パレートの法則に従い、20%の本当に重要なことに自身の時間とエネルギーを注ぎます。
そして、80%の無価値を生まないことはバッサリと切り捨てます。
◆トレードオフ
全てを手に入れることはできない
エッセンシャル思考の人は、何かを選ぶことは何かを捨てることだということを理解しています。
そして、本当に手に入れるべき、重要なことに自身のリソースを注ぐのです。
基礎となる3つの考え方「選択」「ノイズ」「トレードオフ」について、ご理解いただけましたでしょうか?
エッセンシャル思考のベースとなる考えなので、必ず納得できるレベルまで理解しておきましょう。
エッセンシャル思考のやり方
さて、ここまで「エッセンシャル思考とは何か?」「エッセンシャル思考の基礎となる考え方」について、学んできました。
ここから実際に「エッセンシャル思考をどう実践していくか?」について、みていきましょう。
大きく「見極める」→「捨てる」の2ステップに分かれます。
順を追って、みていきます。
見極める技術
見極める技術とは、一言で言うと、「数ある選択肢から本質的なものを選ぶ」ということです。
重要なのは、選ぶ基準を明確にすること。
「その選択は、最高の成果を出すことに繋がるか?」という観点から、最も厳しい基準で決める必要があります。
筆者曰く、この世には「絶対やりたい!」or「やらない」の2択しかないとのこと。
やるべきことの上位10%だけにYesといい、それ以外は容赦なくNoを突きつけましょう。
捨てる技術
捨てる技術とは、その名の通り、「本当に重要なことをやり遂げるために不要な物ごとを捨てる技術」です。
大きく「目標を明確にする」と「断固として拒否する」の2ステップに分かれます。
目標を明確にする
まずは、目標を明確にする必要があります。
それもそこそこ明確にするのではなく、「完全に明確にする」必要があります。
なぜ「完全に明確にする」必要があるのか?そこそこ明確ではダメなのか?
それは、目標を完全に明確でないと、どうでもいいことに時間とエネルギーを消費してしまうからです。
では、どうすれば完全に明確になるのか?
その答えは、本質目標を決めることです。
本質目標とは、「具体的で刺激的な目標」のこと。
具体的で刺激的な目標を立てると、周囲の協力が得やすく、迷いなく目標に向かって進むことができます。
断固として拒否する
本当に重要なことを見極め、本質目標を立てたら、あとはやらないことをバッサリ切るだけです。
やらないことに対しては、誰が何を言おうと断固として、「No!」を突きつけましょう。
「なるほどぉー、それだけでいいんだ!」、、、とはならないですよね笑。
これが出来ないから困っているんだと。
これが出来ていたらこんな本読んでませんと。
「人からの頼みごとを断れない」そんなあなたのために、本書では断り方のレパートリーを多数紹介してくれています笑。
本書で紹介されている断り方のレパートリーが、中々小手先のテクニックなんですよね笑。
ただその分、非常に現実用的でおもしろかったです笑。
例えば次のようなテクニックが紹介されていました笑。
- 「予定を確認して折り返します」と言って、その場をしのぎ、理由を考えて断る
- 「いやー、絶対に嫌ですね!笑笑」と言って、冗談めかして断る
- とりあえず黙り込む
- 「それは出来ないけど、〇〇だったら出来ます」と代替案を出す
とりあえず黙るはやばいでしょ!笑、とか思いながら読んでましたが、使えそうなテクニックは使ってみて、頼みごとを断固として断っていきましょう!笑
まとめ
- エッセンシャル思考とは、重要な仕事で最大の成果をあげるための思考法
- エッセンシャル思考には「選択」「ノイズ」「トレードオフ」の3つの基礎となる考え方がある
- エッセンシャル思考の実践は、大きく「見極める」→「捨てる」の2ステップに分かれる
- 見極める際は、重要なことの上位10%にしかYesと言わない
- 捨てる際は、完全に明確な本質目標を定め、重要でない頼みごとを断固として拒否する
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