【超要約】経営学では学べない戦略の本質(折木良一)

書籍解説

こんにちは、ゆーちんです。

読んだ本の内容を忘れない!

そのためにゆーちんが残しているメモを皆さんにも共有します。

ゆーちん
ゆーちん

読んだ本を簡単にまとめてます!
超要約シリーズとして共有します!

The Book in 3 Sentences

  1. 軍事においては、敗北はすなわち滅亡であり、軍事戦略は「相手に勝つ」という絶対的な目標に基づいて構築される。経営においても「相手に勝つ」という戦略の本義を完遂するためには何が重要なのか?を考える必要がある。
  2. 「戦略」の起源は軍事にあり、「経営戦略」は「軍事戦略」なくして語れない。経営学でいうケースメソッド、すなわち「戦史研究」を通じて、我々は「戦略の本質」について学ぶことができる。
  3. 軍事戦略を立てる際、まずは現状認識のための「情勢見積もり」、つまり相手を知ることが必要。自分がとらわれているバイアスが何かを自認した上で、相手の「能力」と「意志」を見極める。そして負けないための戦略を作り上げる。

Impressions

軍事戦略は「相手に勝つ」という絶対的な目標に基づいて構築される。

確かに、ビジネスの世界において、負けることに対する危機意識が低い。

負け=死/滅亡といったレベル感で戦略を考えることができていない。

でも、直後に読んでいるポーターの競争戦略では、ビジネスの世界では、No.1を目指さなくても良いという。どっちが正しいのか?矛盾を感じている。

でも、本気で相手を滅ぼしにかかっている者は、二番手でも良いと考えている者より強いのは紛れもない事実だろう。

宮本武蔵の五輪書にあるように「相手を本気で殺す」つもりで振った刀は強い。

How I Discovered it

ロシアによるウクライナ侵攻が、ウクライナによる反転攻勢のフェーズを迎えた。(読本時点)

どんな反転攻勢が練られているのか、非常に興味がある。

軍事戦略について、学んでみたいと思っていた最中、見つけた本書。

元自衛隊統合幕僚長の本ということもあり、頭の中でどのようなことを考えているのか知りたく、爆速で読む。

Who Should Read it?

軍事戦略をエッセンスを学び、ビジネスの世界に活かしたい人。

でも、軍事戦略をもっと深く学びたい人にとっては物足りない。

個人的には兵站戦や相手の裏をかいた奇襲攻撃など、事例を交えた深い戦史の考察を期待していた。

How the Book Changed Me

戦略について考える際、「相手に勝つ」という絶対的な目標を意識していく。

現実世界のビジネスでは、負けても大丈夫という甘えがまだまだある。

他社の研究もろくにしておらず、そんな奴は軍事の世界においては早々に駆逐されるだろう。

絶対に勝つ戦略を考える。

絶対に勝たなければならない。

My Top 3 Quotes

  1. 「持続的な競争優位」とは何に基づくのかといえば、それは、企業が商品やサービスとして提供する「特別な価値」である。その「価値」とは「絶対的」ではなく、競合他社との比較などから導かれる「相対的」なものにすぎません。
  2. 戦争の目的は、自己の意思を敵に強要することで、戦争は「敵の完全な敗北」という明確な成果の達成を持って、できるだけ早く終了させなければならない。
  3. 「戦史を見る限り、戦闘はたった一回の勝敗で終わることはなく、一時的な敗戦をした側は、屈辱の中で勝者に対抗する策を準備して、リベンジの戦闘を仕掛けることが通常です。」

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