”リーダーが全ての責任を負う!”
こんにちは、ゆーちんです!
今回は、アメリカ海軍特殊部隊NavySEALsの指揮官として活躍していた著者が書いた一冊、『ExtremeOwnership』について、解説していきます。
あの泣く子も黙るNavySEALsです!
戦場という過酷な環境下で指揮を執り続けてきた著者から
- リーダーの役割は何か?
- 優れたリーダーの条件は何か?
について、一緒に学んでいきましょう!
今回の参考図書は下記です。
洋書で読んでみました。
リーダーの役割
まず、リーダーの役割について、みていきましょう。
著者曰く、リーダーの役割はたった一つです。
ミッション達成のために最善を尽くす
これ以上でも、これ以下でもありません。
続けて著者は言います。
この世には、2種類のリーダーしかいないと。
- ミッション達成のために最善を尽くせるリーダー
- ミッション達成のために最善を尽くせないリーダー
なるほど、、。
でも、なんでここまでミッション達成にこだわるの?
ここまで著者がミッション達成にこだわる理由、それは、、
戦場でのミッションの失敗は、隊員の犠牲を意味するからです。
それほどまでにリーダーの責任は重いもの。
”ミッションにフォーカスし、達成のために最善を尽くす”
これが著者が定義するリーダーの役割となります。
優れたリーダーの条件
次に優れたリーダーの役割について、みていきましょう。
本書では、戦場での実エピソードを交えながら、優れたリーダーの条件を10個ほど挙げていますが、
本記事では、ぎゅぎゅっとまとめて、3つだけご紹介させていただきます。
重要かつ、仕事にも応用できるものをピックアップしました
全てのことに責任を負う
まず一つ目は、リーダーとして、最も重要な心構え。
”リーダーは全てのことに責任を負う”
”全てのことに責任を負う”ってどういうこと?
リーダーである以上、ミッションの失敗に対する全責任を負うということです。
仮に失敗の理由が次のようなモノであったとしても、
- 想定外の事態の発生
- 部下が正しくミッションを理解していない
- 部下のミス
- 部下の能力不足
リーダー足るものは、そのすべての責任を引き受けなければなりません。
決して、他の人を非難したりせず、
誤りを認識し、非を認め、自分ごととする必要があります。
でも、部下の能力が足りないことも、リーダーの責任なの。。?
うん、リーダーの責任だよ
部下の能力が足りていない場合、
リーダーには部下を鍛える義務があります。
なので、部下の能力が足りていないのは、
リーダーが部下を鍛え上げる義務を怠ったからと言えるのです。
でも、鍛え上げても、能力が足りない部下はどうするの?
リーダーの役割は、チームのミッション達成に最善を尽くすこと。
部下を鍛え上げても、能力が足りない場合は、
クビにし、他の人を雇うこともリーダーの重要な役割です。
リーダーは、部下個人のことよりもチームのミッション達成を最優先しなければならないのです。
全責任を引き受ける。。
リーダーにとっては、なんだか受け入れ難いですね。。
でもこのマインドセットが、チームが高いパフォーマンスを発揮するために最も重要なんだ
ミッションを信じ切る
続いて紹介するのが、
リーダーは、ミッションを信じ切っている必要があるという点。
チームがミッションを達成するためには、メンバー全員がミッションを正しく理解し、腹落ちしている必要があります。
でも、リーダー自身がミッションを腹落ちしていない場合、
部下にそのミッションを腹落ちしてもらうことは非常に困難です。
当然ですね。
戦場でのミッション失敗は、すなわち死を意味します。
リーダーには、何がなんでもミッションを正しく理解し、腹落ちしていることが求められるのです。
でもリーダーだって、よく分からない指示を上層部から出されることもありますよね?
皆さんも仕事をしていて、
上層部からよく分からない指示が来ることがあるのではないでしょうか笑?
あります笑。
その場合、不服ながら、仕方なく指示に従いそうになってしまいそうになるものです。。
でも、それでは優れたリーダーになることはできません。
リーダー足るもの、全責任を引き受ける以上、
自身がミッションを腹落ちするまで上層部に掛け合う必要があるのです。
そして、腹落ちした上で、部下にミッションを指示する。
そうすることで初めて、
チーム全員が共通理解を持つことができ、勝利を手にすることができるのです。
優先順位をつけ、実行
最後に紹介させていただくのが、
”優先順位づけ、実行”の原則です。
英語で「Prioritize & Execute」
優れたリーダーは、いかなる状況下でも、この原則を忘れてはいけません。
例え、収拾がつかないようなカオスな状況でも。。
本書でも実例を交えて紹介されていますが、戦場は常に混沌としており、非常事態がつきものです。
- 各方面からの敵襲
- 味方の負傷
- 通信が繋がらない
- 迫り来るタイムリミット
などなど、複数のタスクを処理しなければならない状況に追い込まれることもあります。
本書では具体的な事例も交えて解説。
我々が想像している以上に戦場はカオスです。。
でも、複数の処理しなければならないタスクがある状況で、
リーダーが肝に銘じている原則が「優先順位づけ、実行」なのです。
でも、どんな原則なの?
ひとことで言えば、
”優先順位が最も高い1つを見極め、1つずつ処理しよう”ということです。
逆にやってはいけないことは、
複数のタスクを同時に処理しようとすること。
そもそも人間の脳は、複数のことを同時に処理するようにできていません。
同時に手をつけてしまうと、脳はあっという間にテンパって、頭は真っ白。
思考停止に陥ることでしょう。
仕事をしていても、たまにありますよね。。
複数のタスクに圧倒されそうになった時は、
- 優先順位づけ、実行
Prioritize & Execute
の原則に基づいて、リーダーは冷静に処理していきましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
Navy SEALs式リーダーシップの極意について、少しは理解が深まりましたでしょうか?
でも、こんな疑問が頭に思い浮かんでいるのではないでしょうか?
- 軍隊に求められるリーダーシップとビジネスに求められるリーダーシップは違うんじゃないの?
この疑問に対する答えは、”同じ”です。
というのも、実は本書の著者は、
元NavySEALs指揮官でありながら、現在はコンサルタントとして、数々の企業の役員クラスにリーダーシップに関してのアドバイスをしています。
著者のおかげで、役員のマインドセットが変わり、
問題が解決した例もたくさんありました
戦場で学んだリーダーシップの原則を、ビジネスの世界で応用する
著者は、ビジネスの世界での実践経験もしっかりお持ちなので、ここまで説得力があるんだと思います。
今回、ご紹介した内容以外にも、本書ではリーダーシップに関する多くの重要な原則が紹介されています。
興味を持たれた方はぜひ一度、本書を手にとってお読みいただければと思います。
一緒に優れたリーダー目指して頑張っていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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