【超要約】マイケルポーターの競争戦略(ジョアン・マグレッタ)

書籍解説

こんにちは、ゆーちんです。

読んだ本の内容を忘れない!

そのためにゆーちんが残しているメモを皆さんにも共有します。

ゆーちん
ゆーちん

読んだ本を簡単にまとめてます!
超要約シリーズとして共有します!

The Book in 3 Sentences

  1. 競争の真の目的は、ライバル企業の商売を奪うことではなく、利益をあげること。ビジネスにおける競争の本質は、利益をめぐる攻防であり、業界が生み出す価値の分配をめぐる駆け引きである。
  2. 真の競合優位を持つ企業は、競合他社と比べて相対的に高い価格を要求できるか、事業を相対的に低いコストで運営できるか、その両方だ。競争優位を確立するには、特徴あるバリューチェーン(供給サイド)を通じて、特徴ある価値を提供(需要サイド)しなくてはならない。つまり、競合他社と違う方法で活動を行うか、競合他社とは違う活動を行うか。
  3. 戦略の本質とは、何をやらないかを選択すること(トレードオフ)。トレードオフがなければ、優れたアイデアは簡単に模倣される。適合性とは、ある活動の価値やコストが、他の活動がどのように行われるかによって影響を受けることをいい、適合性により、成功した戦略は他社に模倣されにくくなる。

Impressions

自身が携わるビジネスがいかに戦略を持っていないかを身に染みて感じた。

まずもって、自組織が携わる事業には競合優位性が全くないし、持続的でもない。

経営者の視点では、間違いなく撤退すべきであろう。

でも、私自身も他社を打ち負かすことばかり考えていた節がある。

いち商品の価格と差別化ポイントは常に意識してきたが、そもそもその土俵で戦っていること自体間違っている。

反省しなければならない。

How I Discovered it

会社の福利厚生のポイントが失効する前に慌てて本を購入する。

戦略について、興味を持っており、立て続けに戦略関連の本を読んでいる。

テレ東Bizの星野さんのビジネス授業における教科書となっていた本。

かなり、本質をついた本。

Who Should Read it?

経営に携わることを考えているビジネスマン。

競争とは何で、戦略とは何かというものを理解できる。

この本を読んだ後に、自分が携わっているビジネスのことを考えると、いかに自分の会社に戦略がないかを身に染みて感じるかも。

正直、ここ最近で最も面白かった本。

How the Book Changed Me

競争の目的を大きく履き違えていたことに気付いた。

自身の頭の中では、常に最高を目指す競争をしていた。

もっと、競合と異なる価値を提案し、模倣されないバリューチェーンを築かなければ、持続的な競争優位は獲得できない。

最高を目指すのではなく、大胆にポジショニングを変えていかないと。

みんなそのことに気づいていて、考えているんだろうな。

My Top 3 Quotes

  1. 5つの競争要因(既存の競合企業同士の競争、買い手の交渉力、売り手の競争力、代替品の脅威、新規参入者の脅威)が業界の構造を決定する。5つの競争要因分析は、ただ業界が魅力的か、そうではないかを宣言するだけでは不十分。分析から得られた洞察は、どこで、どのようにして競争するかという意思決定に直接活かさなくてはならない。
  2. 競争優位は相対的な概念である。つまりほかを卓越した業績に関わるものだ。競合他社と比べて相対的に高い価格を要求できるか、事業を相対的に低いコストで運営できるか、その両方だ。
  3. 業績は、事業ごとに測定して初めて意味を持つ。なぜなら競争要因が作用するのは、そして企業が競争優位を得る(失う)のは、それぞれの事業においてだからだ。戦略の主体は企業全体ではなく、事業部門なのだ。
  4. 割高な価格を要求できることが、差別化の本質である。 ポーターの言う差別化とは、割高な価格を要求できる能力のことだ。

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