こんにちは、社畜サラリーマンのゆーちんです。
今日はちょっと真面目に、「これからの自分って、どうしたらいいんだろう?」と迷ったときに出会った一冊について話させてください。
その名も『ゴールドビジョン』──未来をただ願うんじゃなく、“描いた瞬間から動き出す”という考え方が、今の自分に火をつけてくれたんです。
「このままでいいのか?」と感じた駐在生活
アメリカ駐在生活も数年が経ち、仕事にも慣れて、ある程度の成果も出せるようになってきました。
社内評価も悪くないし、任される仕事の幅も増えている。順調と言えば順調。でも、ある朝ふと頭に浮かんだんです。
このままでいいのか?
別に今の仕事がイヤなわけじゃない。むしろやりがいもあるし、人間関係も悪くない。
でも、心のどこかにぽっかりと空いたような、満たされない感覚があったんですよね。
特にショックだったのは、「5年後、何してる?」と聞かれたとき。
まったく答えが出なかった。毎日頑張ってるつもりなのに、その先が見えない。これはさすがにヤバいな…と。
ゴールドビジョンとの出会い
そんなモヤモヤを抱えていた頃、YouTubeでたまたま見たのが、メジャーリーガー・菊池雄星選手のインタビューでした。
菊池選手って、実はかなりの読書家で、年間100冊以上本を読むらしいんです。身体だけじゃなく、思考や内面も鍛えてるタイプ。
その中で彼がこう語っていました。
「人生に最も影響を与えた本があります。」
そう言って紹介していたのが、
『思い描いた未来が現実になる ゴールドビジョン』(久野和禎 著)
まさかプロ野球選手がビジネス書を推すなんて…とちょっと驚きつつも、彼の真剣な語り口に惹かれて、気づけばスマホで即購入。
電子書籍を開いたその瞬間から読み始めて、ある一文に心を撃ち抜かれました。
「ゴールは今の自分の延長線上にある必要はない」
え? どういうこと?
「自分にできそうな範囲で目標を立てるのが現実的」って思ってた僕には、目からウロコでした。
ゴールドビジョンとは?

著者の久野さんは、プロのコーチングの専門家で、数多くの経営者やアスリートの目標達成をサポートしてきた人です。
そんな彼が提唱している「ゴールドビジョン」には、二つの意味があるそうです。
ひとつは、Gold。つまり、輝かしい未来。
もうひとつは、Goaled。ゴール済みのビジョン。すでに達成された未来を、まるで今のように思い描くという意味です。
つまりゴールドビジョンとは、「こうなりたいなぁ」と願うんじゃなくて、
「もう、そうなっている自分」を先にイメージしてしまうという考え方。
人の脳って、驚くほど現状維持が好きなんですよね。変化を避けるようにできている。
だから「〜したい」と思っている限り、「まだできていない自分」のままで止まってしまう。
でも、「すでに〜している」と何度もイメージすると、脳がそれを現実だと錯覚して、
少しずつその未来に必要な行動を自然に選ぶようになるんです。
感覚としては、なりたい自分になりきる“ごっこ遊び”みたいなもの。
未来の自分をリアルに想像するだけで、今日の動き方がちょっとずつ変わってくるんです。
自分が描いたゴールドビジョン

本を読み終えたあと、思い切って自分でもやってみました。
今の自分とはまったく違うけど、心からワクワクする未来を、紙に書き出してみたんです。
メーカー勤務で文系、AIなんてまったく触れてこなかった自分。
この夢を人に話したら「何言ってんの?」って笑われるかもしれない。
でも、それでも書いてみようと思えた。これが、自分のゴールドビジョンです。
私は40歳で、海外暮らしの中、愛する家族と温かな朝食を囲み、ワクワクしながら仕事に向かう。
最先端のAI・ソフトウェア領域でグローバルに活躍し、好奇心の赴くままに学び、挑戦し続けている。
自分の力で人々の課題解決に貢献し、日本経済を再び前へと力強く動かしている。
自分でも「ほんとにこれ、自分が書いたの?」って思うくらい、かけ離れてる。
だけど、書いてるうちにどんどんエネルギーが湧いてきて、「そうなれたら最高だな」って思えたんです。
そして気づいたんです。テクノロジーの進化って、文系の自分にも希望をくれるんだなって。
AIもノーコードも、誰でも触れられる時代になってきた。
学ぼうと思えば、きっかけはいくらでもある。
こんな夢を描ける時代に生きてること自体が、ある意味すごいチャンスなんだと思いました。
そう思えた瞬間から、「今日」の景色がほんの少しだけ、変わって見えた気がしたんです。
まとめ:未来は思い描いた瞬間から動き出す

今思うのは、未来って予測するものじゃなくて、つくるものなんだということ。
そしてそのスタートは、「こうなれたらいいな」と願うことじゃなくて、
「こうなる」と自分で決めてしまうこと。
ゴールドビジョンは、「どうせ無理」と思い込んでいた自分に、
「いや、それでも描いてみようよ」と背中を押してくれました。
もし今、キャリアに迷っている人や、日々をこなすだけになっている人がいたら。
一度、自分の“かけ離れた未来”を、本気で描いてみてほしい。
現実味がなくてもいい。むしろそのくらいの方が、脳はワクワクする。
そして少しずつ、行動が変わり始める。
未来は、思い描いた瞬間から動き出す。
それを教えてくれたのが、この一冊。『ゴールドビジョン』でした。
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