“重要人物足らんとする欲求”
こんにちは、ゆーちんです!
今回は、デール・カーネギー氏が書いた1冊『人を動かす』について、ざっくり解説していきたいと思います。
本書は、世界中の人に読まれているミリオンセラーです。
おじさんの顔が書かれた緑色の表紙は、誰しもが一度は本屋で見られたことがあるのではないのでしょうか?
ここまで売れている本であるにも関わらず、私が読んだのはここ最近のお話。
もっと早く読んでおけば、、と思った次第です。
読んでからは、ブンブン本書に書かれているテクニックを使いこなして、人を動かしています。
ぶっちゃけ、めちゃくちゃ有効です笑。
そんな私が実際に使ってみて有効だと感じた点を中心に本記事で解説させていただければと思います。
本記事を通して、生きていく上で100%役に立つ『人を動かす』方法、及び考え方について、ご理解いただけます。
かなりポイントを絞ってますで、ぜひ最後までお付き合いください。
本記事で押さえていただきたいポイント
- 重要人物足らんとする欲求
- ほめて、ほめて、ほめる
- 人間は自分が大好き
本書の構成をさらっと
本書は大きく4つのパートに別れています。
- 人を動かす三原則
- 人に好かれる六原則
- 人を説得する十二原則
- 人を変える九原則
全部合わせると、なんと30もの原則が紹介されていることになります。
とてもではないですが、全部を解説することはできませんね。
また、「人に好かれる」「人を説得する」「人を変える」については、要は「人を動かす」にまとめられるのではないか?
と言うことで、本記事ではパターン分けせずに、全体を通して私が重要だと思った点を解説していければと思います。
動きたくなる気持ちを起こさせる
筆者曰く、人を動かす秘訣はたった一つだと言います。
その秘訣とは、「自ら動きたくなる気持ちを起こさせる」と言うことです。
こちらが無理を強いて動かそうとしても動かないのが人間という生き物です。
では、この自ら動きたくなる気持ちを起こさせるためにはどうすればよいのでしょうか?
それは、「相手の欲しがっているもの」を与えればいいのです。
いやいや、回りくどいですな。
その相手の欲しがっているものが何かを知りたいんだと。
相手が欲しがっているものとは、すばり「重要人物足らんとする欲求」だと筆者はいいます。
そして、筆者はこの「重要人物足らんとする欲求」を人間の最も根強い欲求だと言います。
本書では、これからご紹介していくような人を動かすテクニックが数多く記載されています。
しかし、どのテクニックにも根本には、人間の「重要人物足らんとする欲求」があるという認識を持っていただければと思います。
誠実な関心を寄せる
この世で何の働きもせずに生きていける動物が一つだけいます。
何かお分かりでしょうか?
そうです、わんわん。犬です。
人間は働かなければ生けていけません。
鶏は卵を産み続けなければなりません。
カナリアは歌を歌い続けなければなりません。
犬はどうでしょう?
彼らは、ただただ人から可愛がられ、食事を与えられ、好き放題にう○ちして人間に掃除させます。
我々は、犬から学ばなければなりません。
そういえば、犬から人に好かれる原則を学ぶべきと言った内容が記載された本はこれまでも何冊かありました。
先日解説した『いい質問が人を動かす』、そして私が人生史上最も笑った本『LOVE理論』など、人を動かす系の本には必ず出てくると言って良いほど、重要な原則があるのです。
それは、「人間は、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる」と言うことです。
犬は、美しい瞳で我々を見つめ、家に帰った我々を尻尾を振りながら玄関で待ち構え、我々が名前を呼ぼうものならきゃんきゃん吠えながら、飛んでやってくるのです。
彼らがやっているのは、我々人間に最大限の関心を寄せる、ただそれだけなのですが、我々にはそれが愛おしくてたまらないのです。
関心を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せなければなりません。
皆さん、出来ていますでしょうか?
「私はあなたに関心を持っています」、そう伝わる行動を意識してみるのがいいかもしれません。
ほめる
本書で紹介されている30の原則のうち、3つが「ほめる」ということに関してでした笑。
「心からほめる」「まずほめる」「わずかなことでもほめる」
どんなけほめるの大事なんですか笑?と思ってしまいますが、これが大事なんです笑。
私が私生活、及び仕事でブンブン使いこなしているテクニックのうち、最重要にして、最有効なテクニック、それこそがほめるなのです。
なぜ、ほめることが有効なのでしょうか?
それは、まさに先ほどご紹介した人間の最も根強い欲求である「相手に重要感を持たせる」ことができるからです。
ほめる際のポイントは?
たった一つ、心からほめましょうと言うことです笑。
心からほめていないのは、ただの「お世辞」です。
「何だこのお世辞野郎!ごきげんとり!そんな手にはのらないぞ!」と相手に思われることでしょう。
人間は誰しも自分より優れた点を一つは持っています。
その点を見つけて、素直に心からほめるのです。
心に留めておかず、言葉で相手に伝えてあげるのです。
しゃべらせる
私が最近使い始めた有効なテクニックをもう一つご紹介させてください。
そのテクニックとは、「相手にしゃべらせる」ということです。
人間は他の人の自慢話を聞くよりも、自分の手柄話を聞かせたい生き物です。
他の誰よりも、自分のことに一番関心があり、自分のことが一番好きな生き物なのです。
その典型的な例が本ブログの主である私、ゆーちんでしょう笑。
そうです、私は自他ともに認める自分のことが好きな人間なのですが、こればっかりは反省しました。
つまり、これまで、自分の自慢話を聞かせすぎていたのです。
自分が持っている知識を得意気に引け散らかす場面が何度かありました。。(今もブログを通じて、引け散らかしている。。?笑)
反省の一言であり、本書を読んでからは立場を変えることにしました。
自慢話を聞かせることが愉快であることは、実践してきた自分が一番よく分かっています笑。
なので、相手にその立場に立ってもらうのです。
相手にしゃべらせる事を意識して実践すると、面白いように相手は猛烈に話し続けます笑。
これには、正直驚きました笑。
プライベートだったらすぐ友達を辞めますが笑、仕事上ではキーマンにたくさんしゃべってもらい、気持ちよくなってもらうことでその後の仕事が進めやすくなったりします。
ぜひ使いこなしていきたいですね。
最後に
いかがだったでしょうか?
相手を思い通りにコントロールする腹黒いテクニックという悪いイメージを持たれた方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は全くそんなことはありません。
あなた自身が、これらのテクニックをどう使うか次第なのです。
例えば、ほめる一つとっても、ほめることで相手のモチベーションが上がり、才能が開花することになるかもしれません。
自分のためだけでなく、相手のことも考えた上で、今回学んだ事を活かしていきたいですね。
本書では、ご紹介しきれなかったテクニックが数多く紹介されています。
正直、どれも重要ですし、人間の欲望など核心的な部分を突いた有効なものだと思いました。
興味がある方は、ぜひ一度本書を手にとって、お読みいただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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