こんにちは、アメリカに駐在中の社畜サラリーマンこと、ゆーちんです!
アメリカに赴任して、約半年が経ちました。
今回の記事では、アメリカで働き始めて感じる文化の違いについて、書いていきます。
重要性が増しているAll Hands Meeting
ところで皆さん、All Hands Meetingという言葉を聞いたことはありますでしょうか?
AHMなどと略すこともありますね
All Hands Meetingとは、簡単に言うと、全体集会のようなものです。
全チームメンバーが一堂に会し、会社やプロジェクトの現状を共有し、今後の方針を確認する会議です。
全員が同じ空間で情報を共有し、質問や意見交換を行うことで、組織全体の一体感を高め、方向性を一致させることを目的にしています。
コロナでリモートワークが普及する中、チームメンバーが一堂に会する機会が減っていると思いませんか?
しかし、だからこそ対面でのコミュニケーションが重要性を増していると思うんです。
先日、私の組織でAll Hands Meetingが開催されました。
アメリカ各地に散らばっているチームメンバーが東海岸に集まりました。
初日は主にマネジメントからの方針発表、2日目はグループワークという流れでした。
グループワークでしらける日本
2日目のグループワーク、お題は「60日間で実現可能な事業成長のアイデア」でした。
15人ほどのグループを2つ作り、ディスカッション、およびグループ発表を行います。
皆さん、グループワークといえば、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
私はこれまで日本で何度かグループワークを経験してきましたが、正直、しらけるイメージが強いです。
どうしても参加者が受動的になりがちのように感じます。
そんな私もその一人です。
- ぎこちない自己紹介
- 誰がリーダーや発表者をやるかで譲り合い
- なかなか意見が出てこない
- 恥ずかしがりながら発表
どうしてもしらけた雰囲気になってしまいます。
確かに、、特にリーダーや発表者はなかなか決まらないね、、。
グループワークで盛り上がるアメリカ
今回のAll Hands Meetingでのグループワークで一番驚いたのは、アメリカ人が能動的な姿勢です。
お題は先ほどお伝えした通り、「60日間で実現可能な事業成長のアイデア」だったのですが、
「自分が抱えている課題や成長のアイデアをマネジメントに聞いてもらうチャンス!!」とばかりに各メンバーが自らの意見を堂々と表明します。
そして、出た意見に対しては必ずポジティブな反応を示します。
発表に関しては、「我こそは!」とばかりにみんな発表したがります。
その結果、10人ぐらいで一緒に発表しちゃってましたね笑
その上、一人ひとりの発表のスキルが高い!
劇が始まったかのようなストーリーを語りかける口調で発表を行い、時には会場の笑いを誘発する余裕もあります。
また、聴衆側も、共感する意見に対しては大きな歓声や拍手で応えます。
入社したばかりの新人も、定年近いベテランも、男性も、女性も、老若男女問わず、皆んなが積極的にグループワークに参加する。
その結果、チーム全体が一丸となり、熱気を帯びているように感じました。
なんせ大盛り上がりです
教育の違い
このようなグループワークに対する取り組み方の違いには、教育の違いが大きく影響しているように思われます。
アメリカでは、小さい頃からディスカッションやグループワークが教育の一環として行われているようです。
日本人とは場数が違う
そして、他人の意見を尊重するよう、徹底されています。
他人の意見は、まずは「Wonderful」「Great」と称賛
合っているか間違っているか、賛成か反対かなど関係なく、
まず意見を表明しただけで素晴らしい(Wonderful!! Great!!)です。
一方、日本では、まだまだ教科書に基づいた座学が主流であり、
個々の意見を交わす機会が限られているように感じます。
確かにグループワークといえば就活のイメージ。
学校でやった記憶はあまりないな、、。
どちらの教育にも良し悪しがあるのだと思いますが、
アメリカ人のグループワークに対する積極的な姿勢、コミュニケーション能力は見習うところが多々あるように感じました。
場数を踏む
では、これからどうするのか?
確かに今回のグループワークで私は積極的になり切れなかったような気がします。
でも、ここはアメリカです!何をいっても称賛される文化です!
なので、思い切って自分の意見を表明していこうと思います!
そして、他人の意見は「Wonderful」「Great」だけでなく、
「Awesome!」「Excellent!」「Fantastic!」と称賛していきます。
とにかくグループの中で意見を出すという経験を積んでいくのです。
異文化を尊重して適応していく、良いところはどんどん学んで取り入れていく、
そんな心構えで引き続きアメリカでの仕事生活を楽しんでいきたいと思います!
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