“仕事が早い人は100%文章を書くのも早い”
こんにちは、ゆーちんです!
今回は、北野唯我氏が書かれた一冊『内定者への手紙2』について、解説していきたいと思います。
本書は、KindleUnlimitedの対象本であり、何気なく手にとった一冊でしたが、非常に有益な内容が詰まった一冊でしたので、ご紹介させていただくことにしました。
本記事をお読みいただくことで、「優れた文章とはどのような文章なのか?」「優れた文章を書くために何を意識したらいいのか?」について、ご理解いただけます。
優れた文章を書くと聞いて、「私には関係ないよ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、北野唯我先生曰く、書く技術を磨くことは全ビジネスパーソンにとって、100%重要です。
一緒に勉強して、スキルを身につけていきましょう。
本記事で押さえていただきたいポイント
- わかりやすさを作る3つの法則
- GBNであなたなりの解釈をつける
- 相手との共通の感情を10%以上入れる
優れた文章とは?
本書は、仕事が早い人は100%文章を書くのも早いという結論のもと、優れた文章を書くために意識すべきことがみっちり解説されています。
では、優れた文章とはいったいどのような文章なのでしょうか?
答えは、わかりやすく、書いた人の解釈が含まれ、読んだ人の理解と共感をうむ文章です!
うんうん、そうだろうなと。
誰が考えても、たどり着きそうな結論だなと。
本記事を閉じようと思われたあなた、もう少しお時間ください笑。
確かにわかりやすく、書いた人の解釈が含まれ、読んだ人の理解と共感をうむ文章は、良い文章だなと直感的に感じます。
一方で、実際にそういった文章を書けている人はどれぐらいいるでしょうか?
筆者曰く、優れた文章を書ける人はめちゃめちゃ少なく、このスキルを身につけるだけで、ライバルと大きく差をつけることができます。
そして、本書では、今日からでも使える具体的な方法が記載されています。
つまり、この本のハウツーを理解し、意識・実践し続けることができた人は、優れた文章を書くという、ビジネスの世界で戦っていく上での大きな武器を手に入れることができるのです。
やるしかないですね笑。
やる気になってきた皆さんにひとまず本章では、優れた文章とは、①わかりやすく、②書き手の解釈が含まれ、③読んだ人の理解と共感を生む文章であるという点を押さえていただければと思います!
わかりやすさを作るには?
わかりやすさを作るには、我々は具体的に何をすればいいのでしょうか?
わかりやすい文章を作るには3つの法則を押さえておく必要があります。
- 目的ファーストの法則
- 動詞の法則
- 短文の法則
・目的ファーストの法則
まず最初に、話す目的が「相談、共有、意思決定」のどれなのか+所要時間を相手に伝える
目的ファーストは、皆さんも何度か耳にしていると思います。
しかし、具体的にどう目的を伝えれば良いのか、ぼんやりしていませんでしたか?
今回、筆者が明示してくれたように「相談、共有、意思決定」のどれかを明確にしておくだけで、わかりやすさは飛躍的に向上します。
これぐらいだったらできそうですね。
・動詞の法則
重要な結論には必ず動詞を入れる
例えば、「◯○について」という名称で会議設定してしまっていませんか?
北野唯我先生によると、「〇〇について」という書き方は、動詞が入っていないので、NGとのことです。
では、どうすればいいのか?
答えは、「〇〇についてご相談」といったように文中に必ず動詞を入れる必要があります。
さらに、この短い文中でも結論ファーストということで、「【ご相談】〇〇について」という書き方がベストとのことです。
絶えず、書いた文章に動詞が入っているかを確認しましょう。
・短文の法則
とにかく一文を短く切って伝える
私も本書を読んで以降、ブログ記事を書く際に少し意識していますが、一文を短く切ることでわかりやすさは向上します。
確かに、一文が長い文章は読みにくいですよね?
初期の私の記事を見返すと一文が長くて非常にわかりにくいです笑。(修正予定です笑)
「多くの人勘違い、文章短い案外伝わる」
このように言葉をかなり絞っても、意外と何を言っているのかわかりますよね笑。
筆者曰く、できれば一文20文字以内に抑えたいとのことです。
必要最低限の情報が詰まった洗練された文章を目指したいところです。
このようにわかりやすさを向上させるために「目的ファーストの法則」、「動詞の法則」、「短文の法則」をしっかりマスターしましょう!
解釈を使いこなす
わかりやすさを向上させることに成功した我々が、次に実践すべきことは、解釈を使いこなすことです。
解釈を使いこなす上では、陥りがちな罠を知り、回避する必要があります。
では、どんな罠があるのでしょうか?
・解釈不分裂の罠
事実と解釈が分離されていない状態
事実とは、ありのままに起きたことを指します。
また、解釈とは、事実に対して意味を加えた情報を指します。
皆さんは、「空・雨・傘構文」について、お聞きしたことがありますでしょうか?
ロジカルシンキングのトレーニングなどでよく使われる例文です。
空:遠くの空に積乱雲を見つけた。
これは事実ですね。ありのままに起きたことを述べているだけです。
雨:今にも雨が降りそうだと思った。
これは解釈ですね。事実に対して、その人なりの意味付けがなされています。
傘:だから、あなたは傘を持って出かけるべきだ。
これは示唆です。解釈した情報に基づいて、相手に対して、意味づけをしています。
そして、解釈不分裂の罠とは、これら3つが明確に分けられていない状態のことをさします。
言い換えると、どこまでが事実で、どこからが解釈かがわからないことであり、この状態は致命的なわかりづらさに繋がります。
では、どうすればいいのか?
筆者のおすすめは、事実と解釈を1文ずつ、計2文に分けて書くことです。
確かに同一文章の中でも、ある程度分けることはできると思います。
しかし、2文に分ける方が確実にこの罠を回避することができるのです。
・解釈迷子の罠
その名の通り、解釈が迷子となっている状態です。
解釈が迷子とは、具体的に次の2つの状態を指します。
①文章の中に解釈がそもそもない
②解釈が上司や顧客と大きくぶれている
ビジネスの世界において、事実は誰が伝えても同じ内容となるため、あまり価値はありません。
事実に対して、あなたがどう考え、意味づけしたのかが重要なのです。
そして、高みを目指すには、あなたの解釈の中に差別化要素を見出すことが必要となります。
誰でも思いつく普通の解釈では、価値はあまりないからです。
では、具体的に何から始めればいいのでしょうか?
筆者曰く、まずは、GBNのシンプルな解釈を加えれるようになりましょうとのことです。
・GBNのシンプルな解釈
事実に対して、Good、Bad、Not Sureというシンプルな解釈を加えること
- Good(良い)
- Bad(悪い)
- NotSure(良いか悪いかまだわからない)
実際仕事していても、事実だけを報告してしまっている場面ありませんか?
あなたという存在価値を発揮するためにも、事実と解釈を切り分けて、解釈に自分なりの意味づけをすることを意識していきましょう。
理解と共感を生む
わかりやすさを作り、解釈を使いこなしたあなたが、最後に陥る可能性がある罠が、共感量不足の罠です。
ビジネスの現場で、話す内容や言っていることは正しいはずなのに、なぜかあまり相手に響かず、無視されてしまうなんてことありませんか?
そんなあなたは、共感量不足の罠に陥っているかもしれません。
共感量不足の罠は、①文章や話の中に感情量が少ない、もしくは②極めて独りよがりの感情であることが原因で引き起こされます。
共感とは文字通り、相手との共通の感情のことです。
共感量不足の罠を回避するためには、相手との共通の感情を探し出し、文章と話の中に十分な量を入れることが重要です。
聞く人、読む人が「あ、それ経験したことある!」、「その気持ちめっちゃわかる!」となるような表現を全体の10%以上は入れましょうというのが筆者の推奨となります。
この記事にも、ところどころ意識して入れてみたのですが、分かりましたでしょうか笑?
文章やプレゼンが上手い人は、本当に人の共感を呼ぶような感情表現を入れるのが非常に上手いです。
ぜひ使いこなしていきたいですね!
最後に
いかがだったでしょうか?
ブロガーデビューして、文章力を鍛えていきたい私にとって、本書は実践的な内容も多く書かれていて、非常に有益な内容でした。
本書では、今回ご紹介しきれなかった内容も多く記載されています。
また、最後には具体的なチェックリストもあり、我々が意識・実践し続けていくべきことを定期的にレビューできるようになっております。
非常に短くて、読みやすく(分かりやすい文章のハウツー本の筆者が書いたものですので笑)、有益な内容が詰まったおすすめの1冊ですので、ぜひとも手にとってお読みいただければと思います。
私自身、本書を読んで、これまでの自分よがりな記事内容に反省した次第です笑。
できるだけ、皆さまにとっても、読みやすい、分かりやすい記事を投稿していければと思いますので、引き続きゆーちんブログをよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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