こんにちは、ゆーちんです。
今回は、書籍『リーダーシップの旅』(野田智義・金井壽宏)を参考にしながら、リーダーシップについて考えていきたいと思います。
ぜひ最後までお楽しみください。
リーダーシップとは?
まずはじめに、リーダーシップの定義について、見ていきましょう。
書籍『リーダーシップの旅』では、次のように定義づけされています。
見えないものを見る旅
ちと、ロマンチックな表現ですね。
でも、あんまりピンときていない方のために補足します。
見えないものとは、”現実には存在せず、多くの人がビジョンや理想と呼ぶようなもの”のこと。
つまり、リーダーシップとは、次のように言い換えることができます。
現実には存在せず、多くの人がビジョンや理想と呼ぶようなものを見る、もしくは見ようとする旅
でも、なぜ旅と表現しているのでしょうか?
このことは、本書の最も重要な論点の一つ、
「いつリーダーになるのか?」に関連しています。
いつリーダーになるのか?
いきなりですが、皆さんが、リーダーと言われて想起される人物は誰でしょうか?
んー、誰かな?スティーブ・ジョブスとか?
では、その人物は、いつリーダーになったのでしょうか?
生まれつきかなー?
この問いを考える上で、本書では、非常にわかりやすい例があげられています。
桃太郎はいつ英雄になったのか?
再度、皆さんへ質問ですが、桃太郎はいつ英雄になったのでしょうか?
もっとわかりやすく言うと、
- 桃太郎という英雄が鬼ヶ島へ鬼退治に出かけたのか?
- 鬼ヶ島へ鬼退治に出かけた結果、英雄になったのか?
どちらでしょうか?
後者ですよね。
英雄の桃太郎が鬼退治に出かけたのではなく、
鬼退治に出かけた結果として、桃太郎は英雄となりました。
桃太郎はなぜ鬼退治に出かけたのか?
では、もう一つ質問です。
桃太郎は、なぜ鬼退治に出かけたのでしょうか?
- 英雄になりたくて、鬼退治に出かけたのでしょうか?
- ただの冒険好きだったのでしょうか?
- イヌ・サル・キジを束ねるポジションにつきたかったのでしょうか?
いずれも、Noですね。
桃太郎は「鬼ヶ島に鬼退治に出かけたい」という自分の思いのもと、旅に出かけました。
その過程の中でイヌ・サル・キジと仲間になって、鬼を退治し、宝物を手に入れました。
そして、英雄となったのです。
桃太郎の例えで言いたいこと
桃太郎の例えでいったい何が言いたかったのでしょうか?
2つあります。
①リーダーは旅の結果としてなるものである
一つ目は、リーダーも桃太郎と同じく、旅の結果としてなるものであるということです。
リーダーシップの旅の始まり時点では、まだ誰もリーダーではありません。
旅に出て、苦難に出逢いながらも何事かを成し遂げ、生還する。
その結果として、はじめてリーダーになるというわけです。
②旅の始まりは、いつだって自分の思い(一人称)である
二つ目は、旅の始まりは、いつだって自分の思い(一人称)であるということです。
桃太郎は、「鬼ヶ島に鬼退治に出かけたい」という自分の思いのもと、旅に出かけました。
同じように、リーダーシップの旅の始まりも、
”見えないものを見たい”という自分の思いが起点となっていなければいけません。
逆に言えば、”見えないものを見たい”という自分の思いがなければ、
- 誰一人として、リーダーシップの旅を歩むことはできない
- 誰一人として、リーダーになることはできない
ということ。
皆さんは、どんな”見えないもの”を見てみたいですか?
それは、本当に心の底から”見てみたい”と渇望していることですか?
一人称で自分が”見えないものを見たい”と考え、心の底から願う気持ち
これこそが、筆者が考えるリーダーシップの旅の始まりであり、リーダーシップの本質となります。
自分にはまだ明確な思いはないかも。。
頑張ってみつけます!
最後に
いかがだったでしょうか?
本記事では、途中、リーダーは結果としてなるものと述べました。
このことを聞いて、どう思われましたか?
私は、筆者が我々に希望を与えてくれている、と感じました。
というのも、リーダーと聞くと、誰もが歴史上の偉人やスティーブ・ジョブスなような、一部の天才を想起します。
そして、生まれつき才能があるだとか、自分には真似できないと考えてしまいます。
でも、旅を始める前の彼らは、私たちと同じく一般ピープルだった。
スティーブ・ジョブスも旅を歩んでいなければ、ただの変人という評価を受けていたかもしれません。
このように考えると、なんだか希望が湧きませんか?笑
本書『リーダーシップの旅』では、本記事では紹介しきれていない濃い内容をまだまだ学ぶことができます。
- リーダーシップの旅が、具体的にどのようなプロセスを経るのか?
- リーダーシップの旅には、どんな障壁が待ち受けているのか?
興味がある方は、ぜひ一度手にとって、お読みいただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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