【要約・解説】「いい質問」が人を動かす(谷原誠)

書籍解説

“相手に強制的に特定の分野で考えさせる”

こんにちは、ゆーちんです!

今回は、谷原誠さんによって書かれた1冊『「いい質問」が人を動かす』について、解説していきたいと思います。

情報が洪水しているとも言える現代において、質問する力は必要な情報を取得するためにも、ますます重要になってきているのかなと思います。

また、情報を取得するだけでなく、書籍名にもなっているように、質問には人を動かすなど様々な力があります。

本記事を通して、「質問の力の重要性」「質問する上で押さえておくべきポイント」について、一緒に学んでいきましょう!

本記事で押さえていただきたいポイント

  • 質問の2つの機能「思考させる」「回答させる」
  • 「Why?」使う際の注意点
  • 質問する前のCheckPoint4つ

なぜ質問する力が求められているのか?

さて、なぜ質問する力が求められているのでしょうか?

この質問を受けて、多くの方は「なぜ質問する力が求められているのか?」ということについて、考えたのではないでしょうか?

これこそがまさに質問の力なのです

え、え、どういうこと笑笑?

落ち着いてください笑。順をおって解説していきます。

筆者曰く、質問には相手に強制的に特定の分野で考えさせる力があると言います。

「なぜ質問する力が求められているのか?」という質問を受けたら、本来は「本当に質問する力は求められているのか?」ということをまずは考えるべきです。

しかし、多くの方が質問された内容の答えを考えてしまったのではないでしょうか?

これこそがまさに、強制的に特定の分野で考えさせるという質問の力だと言うわけですね。

質問には大きく2つの機能があります。

その2つとは、「①思考させる」「②回答させる」です。

これをうまく操れば、人に好かれるわ、人をコントロールできるわ、議論に強くなれるわとメリットだらけと筆者は言います。

ぜひ、身につけたいと思いませんか笑?

一緒に学んでいきましょう。

質問の形態を知っておく

本章でまず、質問の形態について、学んでおきましょう。

質問には大きく「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」の2種類あります。

聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

オープンクエスチョンは、例えば「この本はどうですか?」のような質問です。

この質問を受けた側は、面白かったのか?、学びがあったのか?、どの部分について話そうか?など、色んなことを考えなければなりません。

このように、オープンクエスチョンは相手に自由に考えて、自由に答えて欲しい時に使います。

反対にクローズドクエスチョンとは、「この本は好き?それとも嫌い?」といった質問です。

質問を受けた側は、好きor嫌いさえ答えればいいですね。

このように、クローズドクエスチョンは端的に答えが欲しい時に有効です。

6つのベーシッククエスチョン

質問の形態の続きにはなるのですが、6つのベーシッククエスチョンを知っておくことも非常に重要です。

なんだかわかりますでしょうか?

ずばり、5W1Hですね。

なんだよ、それか。。そんなこと知ってるよ。。

皆さんの心の声が聞こえてきそうですね。。

まぁ、本当に重要なことですので、改めて復習しましょう笑。

5W1Hとは、What、Who、When、Where、Why、Howの頭文字をとった略語となります。

質問を考えるときはこの5W1Hの6つの観点を意識することが重要だと言うわけですね。

皆さんは、常日頃から5W1Hを意識できていますか?

私は、昔は意識できていないことも多々ありましたが、最近ようやく意識する癖がついてきました。

特に物事を抜け漏れなく、考えていく必要がある時には、必ず意識しています。

そして、ここからが面白いのですが、筆者曰く「Why?」の使い方には注意が必要とのことです。

なぜ注意が必要なのでしょうか?

それは、「Why?」の質問には、回答する側に論理性が求められるため、質問を受けた側が苦痛に感じるからです。

確かに論理的に答えるのってエネルギー使いますよね。。

では、どうすればいいのか?

答えは、Whyを言い換えましょうとなります。

例えば、「なぜ怒っているの?」というような「Why?」の質問では相手に苦痛を与えてしまいます。

ですので、「What:何が気に入らないの?」、「Who:誰のことで怒っているの?」、「When:いつのことで怒っているの?」といったように他の形で言い換えましょうということです。

皆さん、今まで人になぜ?と問いただす「なぜなぜ星人」になっていませんでしたか笑?

私は本書を読んで、「はっ」としましたね笑。

今まで他人に苦痛を与えていた場面が多々あったなと笑。

もちろんビジネスの現場などでは、「なぜ」という質問が、非常に有効な場面もございます。

ただ、上記の注意点を知った上で、6つのベーシッククエスチョンを使いこなせるといいですね。

答えやすい質問をする

冒頭述べましたように、質問には相手に強制的に考えさせる力があります。

相手への配慮として、相手になるべく負担をかけない答えやすい質問をする必要があります。

では、どうすればいいのか?

質問する前の4つのCheckPointを押さえておきましょう。

1.何を目的として、質問するのか?

目的を意識することが重要なのは、言うまでもないことですね。

少なくとも質問が5W1Hのうち、どれに該当するのか、意識しておきたいですね。

2.相手は質問するのに最適な人物か?

答えを持っていない人に質問をしても意味ないですね。

ただ、誰が答えを持っているかわからない場合もあるかもしれません。

そういう時は、答えを持っている人を知っていそうな人に「答えを持っている人を教えていただけないでしょうか?」という質問をしてみても良いかもしれません。

3.質問に適したタイミングはいつか?

相手の置かれた状況、忙しくしているのかなども配慮した上で、質問しましょう。

4.質問は最適か?

どのような答えが得られるかは、どのような質問をするかによって決まります。

思ったような回答が来ないなんてことたまにありませんか?

私が本書を読み返そう(実は2回目です)と思ったきっかけも、私がした質問に対し、思ったような答えが引き出せなかったことにあります。

今一度、自分がしようとしている質問が果たして最適なのか?考え直してみましょう。

最後に

いかがだったでしょうか?

本記事では、かなりポイントを絞って解説させていただきました。

実際の書籍では、質問のテクニックや悪い質問の例など数多く紹介されています。

また、質問する上で最もと言っても良いぐらい重要である「誰に質問されているのか?」に焦点をあて、人に好かれるためのテクニックなども紹介されています。

おすすめの本ですので、ぜひ一度手にとってお読みいただければと思います。

本記事の中でも述べておりますが、質問は相手に負担をかけます

答えるのって、結構エネルギー使いますし、それがよく分からない質問となりますと、さらに無駄なエネルギーを消耗してしまいます。

しっかり相手のことを考えた上で、良い質問をしていきたいですね。

今回は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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