こんにちは、アメリカに駐在中の社畜サラリーマンこと、ゆーちんです!
今回は、前回に引き続き、
『経営中毒』というPodCastのコンテンツの内容をベースに従業員目線で経営について考えていこうと思います。
今回取り上げるTopicは、「KGI・KPI」について。
KGI・KPIとはなんの略?
KGI=Key Goal Indicator
KPI=Key Performance Indicator
だね
『経営中毒』#2-40の実は大きな意思決定。KPI・KGIをどう置くか?
の内容を参考にしながら、現場で働く従業員目線でKPI・KGIについて考えていきたいと思います。
KGI・KPIとは何か?
『経営中毒』でも解説されていますが、まずはKGI・KPIとは何かについて、簡単にまとめておきます。
本題ではないのでさらっと
KGI(Key Goal Indicator)
KGIとは、組織やプロジェクトが達成すべき最終目標を測定する指標のことです。
ビジネスやプロジェクトの成功を最終的に評価するためのもので、具体的な目標達成の状態を示します。
例えば、あるEコマース企業のKGIは「年間売上10億円達成」と設定されるかもしれません。
この場合、KGIは企業が1年間で売上10億円を達成するかどうかを測定する指標になります。
KPI(Key Performance Indicator)
一方、KPIは、KGIを達成するためのプロセスや進捗を評価するための指標です。
日々の業務や中間目標を数値化し、KGIに向けた道のりを管理・改善するのに役立ちます。
例えば、上記のKGI「年間売上10億円達成」を達成するために、KPIとして「月間新規顧客獲得数500人」「平均購入単価2万円」などが設定されることがあります。
これらのKPIは、売上目標を達成するために必要な行動や成果を日々モニタリングするための指標です。
KGI・KPIの管理で直面している課題
なんとなくKGI・KPIとは何かをつかめたところで、本題、
組織でKGI・KPIを管理していくにあたり、私自身が感じる課題を従業員目線で述べていきたいと思います。
とはいえ、『経営中毒』の中で述べられているポイントとかなり重複しているところがあります。
「その気持ちよくわかる〜」という思いで『経営中毒』を聴いておりました。
皆さんも、自分の組織のKGI・KPI管理について、思い浮かべながら読み進めていただければと思います。
KGI・KPIありすぎ問題
まず一つ目が「KGI・KPIありすぎ問題」です。
これは『経営中毒』でも取り上げられてました
「KGI・KPIありすぎ問題」とは、KGI・KPIがあまりにも多くて、管理が大変になるいう問題です。
徳谷氏は、『経営中毒』の中で、KGIは1つ、KPIは3つぐらいが望ましいと述べていましたね。
自組織のKGI・KPIを数えてみると、
KGIは2つ、KPI①なるものが3つ、KPI②なるものが8つあります。
自組織ではKPI①を達成するための指標として、KPI②が設定されてます。
現場レベルで追っていくのはKPI②であり、
毎月8つの指標を更新し、進捗を報告するというのがあるべきプロセスだというわけです。
8つは多いね、、。
正直、8つを毎月管理し切ることは大変です。8つのKPIの進捗状況を把握するのにも時間がかかりますし、結果を分析する時間なんてとても確保できません。ましてや、会議の中でも8つのKPIの進捗状況を報告する時間も確保できません。
きっちり、KGI・KPIを現場レベルで管理していくためにも、やはりKPIの数は3つ以内にまとめた方が良いのではと思います。
KGIが腑に落ちない問題
「KGIが腑に落ちない問題」は、
そもそもなんでそのKGIなのか?が明確でなく、腹落ちしないという問題です。
例えば、自組織ではある商品カテゴリーのMarket ShareがKGIの一つとして、設定されています。
それに加えて、主力商品の販売台数もKGIとして設定されています。
そもそもKGIが2つという違和感もありますし、KGIとして設定されているものはKPIなのでは?という疑問も生じます。
なんのためにMarket Shareを伸ばす必要があるのか?
なんのために主力商材の販売台数を伸ばす必要があるのか?
そもそもどんなGoalを目指して、我々は活動しているのか?
現場レベルでKGIが腹落ちされていないと、組織でKGI・KPIを管理していくことが難しいように思えます。
KPIの情報がタイムリーに入らない問題
「KPIの情報がタイムリーに入らない問題」は、
KPIに設定している指標がタイムリーに入手できないために、アクションが遅れるという問題です。
例えば、先ほどのMarket Shareに関して、我々の組織では第3機関が発行する四半期毎の市場レポートを使ってMarket Shareを観測しております。この時、第一四半期の結果は、第二四半期の中旬に発行されます。
レポートを入手した時には、時既に遅し、
前四半期の結果を知り、呆然とするだけで、手を打とうにも手遅れとなっているケースが多いのです。
KPIには、月1回など、できるだけタイムリーに情報が入手できる指標を設定することが望ましいです。
そして、月1回分析の上、レビューをかけ、具体的なアクションをとることが望ましいように思います。
そのためにもやはりKPIの数は少なくしてほうがいいですね
誰がKPIの責任を負っているか問題
最後に取り上げる問題は、
KPIに対する責任者が不明確という問題です。
最近、仕事をしていてつくづく思うことは、責任の所在(誰が担当者か)をはっきりしておく必要があるという点です。
二遊間、三遊間のボールは基本誰も取りません。
良くも悪くも、皆自分に与えられた役割のみ全うするのです。
特に海外組織ではその重要性が増すように思います。
これはKPIに関しても同じことが言えます。
誰がKPIに責任を持つのか?誰が更新する役割を担っているのか?を明確にしてやらねば、誰もKPIを更新、分析しません。
私の組織ではKPIの責任部門名までは記載されています。
でも、さらに一歩進めて、by nameで責任者を書いてやらねばならぬと思うのです。
部門名までだと部門責任者の役割になってしまいますが、ただでさえ、忙しい部門責任者に全てのKPIを更新・管理させるのでは、なかなか運用は回りません。
明日、いや、今日から取り組む改善アクション
さて、いろいろ課題を列挙しましたが、文句を言うばかりではただの評論家になってしまいます。
最後に、明日から、いや、今日から取り組む改善アクションについて、述べて記事を締めくくりたいと思います。
明日やろうは、ばかやろー!
課題はたくさんありますが、KPIと同様、改善アクションも必要最小限に絞っていきたいと思います。
ズバリ、一つ、
自分が重要だと考えるKPIを一つ定め、自ら責任を持って管理していく
です!
先ほど述べた通り、自組織ではKPIの数が多く、管理もうまくできていないところがあります。
今更、現場レベルの私が、組織のKGI・KPIを変えるなんてことは正直難しいですが、
私にもできることとして、「自分が重要だと考えるKPIを一つ定め、自ら責任を持って管理していく」をあげさせていただきました。
では、実際に何をKPIとして設定するか?
難しいですね〜
パッとは決められないので、今月中にKPIを定めて、来月から運用できるように頑張ります!
KPIの設定は実際やってみると難しい!
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