こんにちは、アメリカに駐在中の社畜サラリーマンこと、ゆーちんです!
今回は、「成熟事業の成長戦略」について、実際に現場で何が起こっているのか、私がいる所属組織の現状を例にお話ししていこうと思います!
成熟事業が市場縮小やコモディティ化に直面する中で、どうやって成長のチャンスを見出していくのか。
日々葛藤している様子をシリーズ化していきたいと思いますので、みなさんもぜひ一緒に考えていきましょう!
現状:縮小する市場と成熟事業の課題
私が所属しているのは、複数の事業ポートフォリオを持つメーカーで、その中で成熟事業の一つを担当しています。
私たちの製品は現場でのシェアは高いものの、市場自体が縮小傾向にあります。
さらに、商品がコモディティ化していて、機能面で他社とほぼ同じになり、価格競争に巻き込まれやすい状況です。
また、私たちはコストリーダーシップ戦略を取るほどの経営体質が整っているわけでもないため、価格で勝負するのは難しい。
さらに、機能面での他社との差別化も難しい現状では、今後の戦略が曖昧で、じわじわと売り上げが減少しているのが現場の現実です。
この状況で競争力を維持していくためには、新たな価値を生み出すことが急務ですが、何から手をつけるべきかは悩ましいところです。
事業のスピンアウト
そんな中、重大な決断がありました。
なんと、私の担当する事業が他社へ売却され、新会社を立ち上げることが決まったのです!
今後は親会社に頼れない、完全に独立した事業、会社として成長していく必要があります。
これは、まさに大きな転換点です。
ここに至るまでの経営層のスタンスには課題がありました。
短期的な利益が優先され、新規事業への投資や市場開拓が後回しにされてきました。
その結果、次なる成長の柱がない状態です。
「親会社の支援がなくても、自分たちでやっていくぞ!」という気持ちもありますが、どこから手をつけるべきか、正直戸惑いもあります。
変化に対する期待と不安が入り混じっているのが、今の率直な気持ちです。
課題:成長戦略がない
経営層もようやくこのままではやばいという状況を真剣に受け止め、成長戦略を考え始めました。
ようやく、ですね(笑)。
しかし、具体的にどの方向に進むべきかは、まだまだ模索中です。
「現在の事業をより強固にする」か、「新しい事業を立ち上げる」のか、もしくは両方を追うのか。
既存事業を強化するならば、ブランドやサービス面での差別化に力を入れるべきかもしれません。
新規事業に取り組むのであれば、新商品開発や新市場の開拓が必要かも知れません。
もし両方を進めるなら、どのような組織体制で推進すべきかなど、考えなければならないことがたくさんあります。
まだ何が正解かはわかりませんが、議論と試行錯誤を重ねていく段階です。
この過程に私も参画し、先輩社員と意見を交わしながら、事業の成長に貢献していきたいと考えています。
ケーススタディから学ぶ成長のリアル
私が感じているのは、成熟事業の成長戦略は本当に「もがき」と「苦しみ」がセットになっているということです。
経営本のケーススタディに出てきそうな事例だなと、現場で奮闘しながら実感しています(笑)。
新しい戦略を実行するには、多くの調整や反対意見があり、決定までに相当な議論が必要です。
しかし、このもがき苦しむ過程こそ、貴重な経験だと思います。
組織が新しい挑戦に向けて動き出す中で、自分がどう関わり、どんな成長ができるのかを楽しみにしています。
そして、このリアルな現場での挑戦を、これからもこのシリーズで共有していければと思います。
次回も、もがき苦しむ成長戦略のリアルな姿をお楽しみに!
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